形状変更による接合強度の向上
通常の加工品

超硬と鉄を接合する際に、銀ロー付けを行う場合があります。しかし、図のように、φ10のクリアランスを大きくすれば、鉄が冷えた時に銀ローが外れることがあります。結果、部品の接合強度が下がり、求められている要求を満たすことが出来ません。
高付加価値提案

従来は超硬を貫通形状・鉄を凸形状にしていましたが、これらを凹凸形状にすることで長寿命化を図ることができます。形状を変更することで凸の頂部にも銀ローが付くため強度アップすることができます。ただし、銀ロー付けの範囲が広くなるため、従来設計よりもより強固な接合となりますが、超硬の使用量が増えるため、超硬素材のコストは上がってしまいます。コストと強度を加味して適切な形状を選択することがポイントとなります。